『Border』が審査員特別賞 「製作国」と日韓の共同製作会社を分けて読む
第74回サンセバスチャン映画祭の審査員特別賞は、Ah Biao監督の『Bian jing / Border』に贈られた。公式作品資料には香港・米国・韓国が製作国として掲げられ、日本と韓国の会社が共同製作欄に記される。日本の会社名があることだけで、日本公開や資金負担の内容まで確定したわけではない。
第74回サンセバスチャン映画祭が2026年9月26日に発表した受賞結果と選考制度。公式審査員による賞と観客賞を区別する。
第74回サンセバスチャン映画祭(2026年9月26日発表)で、日本の作り手2人が並行賞を受賞。濱口竜介監督『Soudain / All of a Sudden』(Perlak部門、仏・日・独・ベルギー合作、196分)は女性の視点を重視する「RTVE-Another Look Award」を受賞し、賞にはテレビ放映権取得が伴うが放送日時や日本での公開予定は不明。原田マハ監督の映画デビュー作『Muyou no hito / In My Father's Room』(オフィシャル・セレクション、日本製作、109分、蒼井優ら出演)はFIPRESCI賞とアテネオ・ギプスコアノ賞を受賞。なお、同映画祭の最高賞ゴールデン・シェルはマイク・リー監督『Tender Loving Care』が、FIPRESCI年間グランプリはポール・トーマス・アンダーソン監督『One Battle After Another』が受賞しており、これらと日本作品の並行賞は区別が必要。
Updated 2026.09.28 15:00 KST · 2/7 articles covered · Dates are article publication dates
第74回サンセバスチャン映画祭の審査員特別賞は、Ah Biao監督の『Bian jing / Border』に贈られた。公式作品資料には香港・米国・韓国が製作国として掲げられ、日本と韓国の会社が共同製作欄に記される。日本の会社名があることだけで、日本公開や資金負担の内容まで確定したわけではない。
第74回サンセバスチャン映画祭の観客賞は、ハビエル・カルボとハビエル・アンブロッシ共同監督の『La bola negra』に決まった。作品紹介だけでは分かりにくいPerlak部門の投票対象、2種類の観客賞、賞金を受けるスペイン配給者を公式資料で確かめた。日本での公開予定は現時点の参照資料から確認できない。
第74回サンセバスチャン映画祭の最高賞はマイク・リー監督作『Tender Loving Care』に決まった。同作は脚本賞と主演演技賞にも名前が載るが、三つの賞は映画、脚本家、俳優という異なる対象を表彰する。公式結果と規則、作品資料から確認できる範囲を整理した。
第74回サンセバスチャン映画祭で『Growth of the Soil』のオスカル・ダールスバッケンが最優秀撮影の審査員賞を受けた。公式規則、受賞表、作品目録を照合し、主演演技賞との違い、共同製作と販売・配給の記載、公開資料からは分からない受賞理由や日本公開状況を整理する。
サンセバスチャン映画祭の新人監督部門で、韓国・日本・フランス共同製作の『The World Before』が特別言及を受けた。本賞は『Body of Glass』で、賞金規則を特別言及に当てはめることはできない。公式カタログと部門規則から、日本の共同製作会社の役割表示と公開情報の限界を確かめた。
第74回サンセバスチャン映画祭で原田マハ監督の『Muyou no hito / In My Father's Room』がFIPRESCI賞を受けた。同じ一覧に載る年間最優秀作品のグランプリと区別し、公式カタログと映画祭日刊紙から作品の位置づけを確認する。
第74回サンセバスチャン映画祭で、濱口竜介監督の『Soudain / All of a Sudden』がRTVEの「Another Look」賞を受賞した。女性をめぐる視点を重視する独自の選考制度と、テレビ放映権の取得を含む賞の内容を、公式資料から確認する。