『Border』が審査員特別賞 「製作国」と日韓の共同製作会社を分けて読む
第74回サンセバスチャン映画祭の審査員特別賞は、Ah Biao監督の『Bian jing / Border』に贈られた。公式作品資料には香港・米国・韓国が製作国として掲げられ、日本と韓国の会社が共同製作欄に記される。日本の会社名があることだけで、日本公開や資金負担の内容まで確定したわけではない。
第74回サンセバスチャン映画祭の審査員特別賞は、Ah Biao監督の『Bian jing / Border』に贈られた。公式作品資料には香港・米国・韓国が製作国として掲げられ、日本と韓国の会社が共同製作欄に記される。日本の会社名があることだけで、日本公開や資金負担の内容まで確定したわけではない。
第74回サンセバスチャン映画祭の観客賞は、ハビエル・カルボとハビエル・アンブロッシ共同監督の『La bola negra』に決まった。作品紹介だけでは分かりにくいPerlak部門の投票対象、2種類の観客賞、賞金を受けるスペイン配給者を公式資料で確かめた。日本での公開予定は現時点の参照資料から確認できない。
第74回サンセバスチャン映画祭の最高賞はマイク・リー監督作『Tender Loving Care』に決まった。同作は脚本賞と主演演技賞にも名前が載るが、三つの賞は映画、脚本家、俳優という異なる対象を表彰する。公式結果と規則、作品資料から確認できる範囲を整理した。
第74回サンセバスチャン映画祭で『Growth of the Soil』のオスカル・ダールスバッケンが最優秀撮影の審査員賞を受けた。公式規則、受賞表、作品目録を照合し、主演演技賞との違い、共同製作と販売・配給の記載、公開資料からは分からない受賞理由や日本公開状況を整理する。
サンセバスチャン映画祭の新人監督部門で、韓国・日本・フランス共同製作の『The World Before』が特別言及を受けた。本賞は『Body of Glass』で、賞金規則を特別言及に当てはめることはできない。公式カタログと部門規則から、日本の共同製作会社の役割表示と公開情報の限界を確かめた。
第74回サンセバスチャン映画祭で原田マハ監督の『Muyou no hito / In My Father's Room』がFIPRESCI賞を受けた。同じ一覧に載る年間最優秀作品のグランプリと区別し、公式カタログと映画祭日刊紙から作品の位置づけを確認する。
第74回サンセバスチャン映画祭で、濱口竜介監督の『Soudain / All of a Sudden』がRTVEの「Another Look」賞を受賞した。女性をめぐる視点を重視する独自の選考制度と、テレビ放映権の取得を含む賞の内容を、公式資料から確認する。