CONTROL Resonantは初めてでも遊べる続編 ディランへの主人公交代が持つ意味
Remedyは新作をシリーズ未経験者の入口としつつ、フェイデン姉弟の関係が物語を動かすと説明している。日本語の公式発表を読み直し、ディランだけが操作対象となる設計と、前作とのつながりを区別して整理した。

『CONTROL Resonant』からシリーズに入ってもよいのか。Remedyは初公開時の日本語説明で、前作を遊んでいなくても楽しめる独立した作品と位置付けていた。その一方、六月の物語紹介では、前作の中心だったジェシーと弟ディランの関係が、続編でも物語を動かすと説明する。新規の入口であることと、過去とのつながりがないことは同じではない。
共同クリエイティブディレクターのMikael Kasurinen氏は、六月三日のPlayStation.Blogで、ディランが唯一のプレイアブルキャラクターだと明記した。前作で弟を探していたジェシーに対し、今作ではディランが行方不明の姉を探す。姉弟の立場を反転させたことが、主人公を交代する意味として語られている。
公開された背景では、ディランは幼いころから連邦操作局に管理され、超常的な力に取り込まれた過去を持つ。姉に救われた後も長く昏睡し、自分の精神に閉じ込められていた。目覚めた彼は人々を助けようとしながら、自分が何者なのかに向き合うという。これは開発者が明かした物語の前提であり、結末や姉の所在まで公開されたという意味ではない。
初公開資料が示した舞台も、前作から変化している。連邦操作局本部のオールデスト・ハウスを中心とした物語から、重力や現実が歪むマンハッタンへ広がった。都市には複数の広大なゾーンがあり、分岐するミッションや遭遇、探索要素を用意すると説明される。前作の建物をそのまま拡張しただけの続編、と捉えると開発側の説明とはずれる。
作品は三人称のアクションRPGとして紹介され、近接武器アベーラントはハンマーや双剣のように形を変える。プレイヤーが成長や戦い方を選ぶことと、物語の中心人物が一人に定められていることは両立する。自由な育成をうたう説明から、ジェシーとの自由な操作切り替えまで読み込むことはできない。
シリーズ未経験者には新しい物語への入口となり、経験者には姉弟の謎やジェシーの歩みとの関連が見える、というのが公式の位置付けだ。本稿では、その意図と実際の遊びやすさを区別している。操作の習得時間や、前作を知らない読者の理解度を調べた結果ではない。過去の出来事を知りたい場合と、まず新作を始めたい場合とで、必要な背景の量を考える材料として公表内容を読める。発売後の感想ではなく、開発者が公表した構成の説明に基づく整理だ。
프리즘코리아 편집국 > 桐谷直人



