東アジアの精製回復、ホルムズ輸送が条件に EIAの9月見通し
原油到着と製品輸出の回復を分けて読む必要がある。

ホルムズ海峡の混乱が和らげば、東アジアの製油所への原油供給も改善し得る。ただし、これは既に実現した回復ではない。米エネルギー情報局(EIA)は9月9日公表の短期見通しで、中東から原油が円滑に流れることを、製油所の増産と石油製品の価格差縮小につながる条件として挙げた。
EIAは、海峡のタンカー輸送が正常化すればサウジアラビアやクウェートの留出油輸出が増えると想定する。一方、中東からの輸送制約が2026年末を越えて続く場合、世界の留出油の製品価格と原油価格の差は、今回の予測より大きくなる可能性があるとした。
日本語圏の読者にとっても、原油の指標価格と軽油などの製品価格を分けて見る意味がある。原料が届くか、製油所が稼働できるか、製品を輸出できるかは別の段階であり、海峡の通航改善だけで各地の燃料価格が直ちに下がるとは言えない。
同見通しの入力情報は9月3日に確定している。9月下旬の情勢を反映した実績値ではなく、条件付きの予測として読む必要がある。資料は東アジアを地域単位で扱っており、日本の個別製油所の増産量や店頭価格を示してはいない。輸送経路の回復を、国内の供給増加が確定したとの判断へ直接結び付けることはできない。
프리즘코리아 편집국 > 서유진 · Yujin Seo



