内房線の代替経路を探す人へ 袖ケ浦―東京バスは10月に乗降場所変更を案内
内房線の運休で高速バスを使う場合、9月末の増車案内を10月にもそのまま当てはめることはできない。小湊鐵道は袖ケ浦―東京線について、10月1日から乗降場所、ダイヤ、運賃を変えると案内している。9月9日告知に残る認可申請中の表記も確認が必要だ。

内房線の運休を受けて東京方面への経路を組み直す人には、月末と月初で異なるバス案内の確認が必要になる。小湊鐵道は9月28~30日の袖ケ浦駅発東京方面便の増車を知らせる一方、同じ災害時の案内から、10月1日以降の「東京ガウライナー」の変更ページへ誘導している。臨時の増車と通常路線の改正は、適用日を分けて読む必要がある。
改正の告知は9月9日付で、袖ケ浦―東京線の東京側の乗降場所を、バスターミナル東京八重洲から東京駅へ変更する内容だ。案内では乗車場所を八重洲南口の5・6番のりば、降車場所を日本橋口としている。「東京駅」という一つの名称でも、到着した場所に戻れば帰りのバスに乗れるという意味ではない。
ただし、9月9日の告知には東京駅への乗り入れについて「現在認可申請中」との記載が残る。別の改正後路線ページは10月1日からの変更を掲げているが、今回確認した資料だけで認可の完了日を特定することはできない。ここで示すのは事業者が公表している予定であり、当日の運行実績ではない。
時刻も置き換わる。9月28~30日の増車対象には袖ケ浦駅北口7時12分発が含まれるが、10月1日改定の平日時刻表には7時10分発が載っている。改定表には同駅発6時25分から17時50分までの7便、東京駅八重洲南口発12時30分から21時10分までの7便が並ぶ。朝の便だけを保存して使い続けると、帰りの乗り場や時刻の変更を見落とす可能性がある。
運賃案内も確認したい。告知は現行1400円から1500円、小児750円への改定を示す。改正後ページは袖ケ浦駅北口・袖ケ浦バスターミナルから東京駅方面を先払い、東京駅から袖ケ浦方面を後払いと説明している。金額だけでなく支払いの順序も方向で違う。9月9日公表の改正を、台風被害を理由に新たに決まった値上げと結び付ける根拠は、今回の資料にはない。
この高速バスはJRの代行バスとは別のサービスだ。JR東日本の9月28日4時53分表示の内房線情報は、姉ケ崎―木更津間の終日運転見合わせと、代行バスの車両確保に向けた調整継続を記していた。ガウライナーの10月改正予定から、鉄道の代行輸送が始まった、あるいは不通区間が復旧するとは判断できない。
通勤経路を検討する際は、利用日を最初に決め、その日に適用される時刻表、東京側の乗車場所、運賃を組み合わせて確認したい。交通量による所要時間や乗車できる人数は本稿で実測していない。出発前には事業者の最新案内を再確認する必要がある。写真は2016年3月の姉ケ崎駅で、今回の被害や東京駅の新しいバス乗り場を示すものではない。
프리즘코리아 편집국 > 森川結衣 · Yui Morikawa



