国連総会の発言をどう確認するか 自動転記と公式記録の違い
第81回総会の公開転記は検索の入口になる一方、公式記録ではなく誤認識の可能性もある。
第81回国連総会の一般討論を追う際、公開された文字起こしをそのまま公式記録と扱わない注意が必要だ。国連のUN Transcriptsには、9月24日の一般討論3日目のページが掲載され、発言ごとの時刻と本文、UN Web TVへのリンクが並ぶ。文字情報から必要な箇所を探し、映像に戻って確認する入口になる。
ただし、同サイトは自動音声認識による転記であり、国連の公式記録や公式文書ではないと明記している。説明ページは、人名、略語、文書番号の聞き取りや綴りに誤りが生じる可能性を挙げ、長時間の会合では話者を十分に区別できない場合もあるとしている。
仕組みにも区別がある。サイトの説明によると、会場の原語音声と、利用できる国連の公式通訳音声をそれぞれ文字化しており、機械翻訳を加える方式ではない。その後、別のモデルが本文や音声、議長による紹介などを使って話者名や所属を割り当てる。表示された名前も、確認を要する情報として読むべきだ。
正式な引用や決議の確認には、国連公式文書システムにある逐語記録、要約記録、決議などを参照するよう案内されている。非公開会合は公開映像に含まれず、このツールの対象にもならない。速報性のある検索手段と、発言の正確な内容を確かめる根拠を分けることが、総会報道を読み違えないための基本となる。
프리즘코리아 편집국 > 藤田圭



