名古屋市の読み上げ地図、通常時と混雑時の経路を分けて確認
アジア大会の観戦に向け、市は駅から会場までのバリアフリー情報をテキストでも公開する。愛知国際アリーナの道順には通常時と混雑時の違いがある。地図の対象範囲と、県が案内する予約制の移動支援を別々に確認したい。

愛知・名古屋アジア大会の会場へ向かう際、最寄り駅の名前だけでは段差を避ける経路までは分からない。名古屋市は9月18日更新の案内で、市内会場までの「バリアフリー&おもてなしマップ」と、読み上げに対応するテキスト版を公開している。地図の一部は文字情報を持たない画像のため、市は内容確認に読み上げ版を案内する。
対象は、最寄り駅から名古屋市内の競技会場までの経路周辺だ。大会全会場の設備を一律に保証する資料でも、会場内の観客席まで案内する図でもない。読み上げ版は会場と出発駅ごとに分かれ、同じ瑞穂公園でも陸上競技場、ラグビー場、体育館の項目が別に設けられている。
愛知国際アリーナのテキスト版では、地下鉄名城公園駅の改札から分岐をたどり、エレベーターへ至る道順が細かく示される。通常時の経路は、音声案内と点字を備えた2基のエレベーターで2階へ上がり、デッキの先の手荷物検査所へ進む構成だ。駅から近い会場でも、地上へ出る場所の確認が役立つ。
同じ資料は混雑時の経路も別に載せている。4番出入口では上り階段とエスカレーターを経て地上に出て、その先のエレベーターで2階へ向かう。そのため、通常時と混雑時の説明を一続きの道順として読むと混乱しやすい。階段を利用できない人は、混雑時の文章を自分にもそのまま適用できる経路と考えず、現地スタッフの誘導を確認したい。
別の移動手段として、愛知県はアクセシブルシャトルも案内する。ユニバーサルデザインタクシーを使い、車いす利用者や身体に不自由がある人などを対象に、会場最寄り駅と会場を結ぶ仕組みだ。県のアクセス案内から専用サイトで予約する方式で、通常のシャトルバスの案内とは区別されている。県は一部会場での限定運行とし、原則予約制で無料利用できるとも説明している。
利用できる会場や乗降場所を、地図に会場名があることだけで判断することはできない。名古屋市の徒歩経路の資料と、県の予約が必要な輸送サービスは、確認する目的が異なる。必要な支援がある場合は、自分が行く会場と競技を先に特定し、その会場の移動案内を照合することが大切になる。
市の一覧にはアジア大会とアジアパラ大会の両方の競技が載る。例えば愛知国際アリーナでは、前者が柔道とバスケットボール、後者が車いすバスケットボールと区別される。同じ施設でも競技大会が違うため、観戦する大会の案内を選ぶ必要がある。
프리즘코리아 편집국 > 高橋悠真



