『The Last of Us Day』寄付配信が示した遊びやすさ 日本から懸賞応募は対象外
ノーティードッグは2026年の「The Last of Us Day」に、視覚障害のあるアクセシビリティ専門家が「No Return」をプレーするAbleGamers支援配信を実施した。告知は日本時間の視聴時刻も示した一方、配信中の懸賞は米国とカナダの一部地域に住む成人に限定された。配信で扱った機能と参加条件を公式資料で確認した。

2026年の「The Last of Us Day」で、ノーティードッグが前面に出したのは新作発表だけではない。9月28日(米太平洋夏時間)に行った慈善配信では、視覚障害のあるゲーム・アクセシビリティ専門家ロス・マイナー氏が『The Last of Us Part II Remastered』の「No Return」をプレーし、作品に組み込まれた利用支援機能を紹介した。配信は障害のある人のゲーム参加を支える団体AbleGamersへの寄付を目的とする。日本の読者にとっては、視聴時刻と懸賞応募資格を分けて読むことも大切だ。
スタジオの9月28日付告知は開始時刻を午後2時PDT、日本時間では翌29日午前6時と明記し、公式TwitchとYouTubeでの配信を案内した。進行役のジョナサン・ドーンブッシュ氏とともに、マイナー氏が「No Return」の分岐をプレーし、視聴者が進行先の選択に関われる構成だった。公式案内が日本時間を併記したことは視聴の手掛かりになるが、以下の抽選参加資格まで日本に広がるという意味ではない。
「No Return」は、遭遇する敵や場所が変わる複数の戦闘を続けるローグライク型のモードだ。PlayStationの2024年の開発者説明は、このモードにも本編のアクセシビリティ機能の一部を取り込み、カスタムランで進め方を調整できると記している。同じ説明は音声を振動に置き換える機能や映像場面の説明など、リマスター版に加えた機能にも触れる。ただし、これらの機能を全ての機種や全ての場面で同一に使えると断定できる記述ではない。配信でマイナー氏が実際にどう設定し、どの操作を使ったかも、告知文だけからは確定できない。
慈善配信の告知には景品の抽選も付いていた。しかし公式規約で応募できるのは、米国の50州と首都ワシントン、またはケベック州を除くカナダに合法的に居住する18歳以上の人に限られる。米海外領土なども対象外と明記された。日本居住者は対象地域に含まれない。したがって、公式チャンネルの配信案内を見て寄付に関心を持つことと、景品抽選に応募できることは別の話だ。
規約は抽選期間を9月28日午後2時から4時PDTまでとし、寄付を伴う応募方法のほか、購入や寄付を要しない代替の応募方法も示した。寄付額が当選確率を高めるわけでもないと書いている。いずれの応募方法にも居住地などの資格条件は適用される。抽選期間は日本時間の29日午前6時から8時に相当し、この記事の時点ですでに終了している。終了後に応募を促す情報として扱うべきではない。
イベント終了後、共同制作者のニール・ドラックマン氏は公式サイトで寄付が1万1000ドルに達し、なお集計中だと説明した。この金額は同氏の発表時点の暫定値であり、最終的な寄付総額ではない。配信で示されたアクセシビリティ機能の実演と寄付の結果を評価する際にも、主催者の説明と独立に検証された利用成果は区別する必要がある。
今年の企画は、遊びやすさをプレーヤー自身の操作で可視化した点に意味がある。同時に、配信の時刻が日本向けに示されても懸賞の法的対象は北米の一部にとどまった。公式発表を読む際は、ゲーム内で利用できる機能、配信を見るための情報、景品企画への参加資格という三つの条件を混同しないことが、地域の異なる読者にとって有用だ。
프리즘코리아 편집국 > 桐谷直人



