『ゴッド・オブ・ウォー ラウフェイ』蛇の弓は二つの照準 フェイの戦闘設計を読む
ソニーの9月28日発表で、フェイの「蛇の弓」にはトリガーの押し込み方で切り替わる精密射撃と腰だめ射ちがあると明らかになった。最大5本の矢を重ねる攻撃、敵の動きを妨げる狙撃、鱗によるカスタマイズも説明された。ただし、これは開発元が公開した仕様であり、発売前の実機検証や性能評価ではない。

『ゴッド・オブ・ウォー ラウフェイ』で主人公フェイの戦闘は、剣だけでなく弓を軸に組み立てられる。サンタモニカスタジオが9月28日にPlayStation.Blogで公開した説明は、新武器「蛇の弓」の二つの照準方法と、矢を重ねる攻撃を具体的に示した。予約特典やエディション構成の告知と同時に出た情報だが、ここで確認したいのは購入条件ではなく、開発側がどのような操作と戦術を発表したかである。
蛇の姿から弓へ変わるこの武器は、ほかの攻撃から射撃へ素早く移れる設計だという。照準トリガーを深く押す「精密射撃」では、狙いの正確さと引き絞る距離が増す。発表によれば敵の特定部位を射抜くと、移動や攻撃を妨げ、近接攻撃へつなぐ隙をつくれる。弓を構えたまま最大5本の矢を重ねて一斉に放つ攻撃も示された。この数値は開発元が公表した上限であり、実戦で常に5本を使える条件までは公表文から判断できない。
一方、トリガーを半分押す「腰だめ射ち」は移動しながら近距離で複数の矢を放つ方式として説明される。精密射撃が部位を狙い、敵の動きを制限して追撃につなぐのに対し、こちらは機動性と連続攻撃に重心がある。スタジオは空中へ浮いた敵への追撃や、弓から別の武器・能力への切り替えを例に挙げる。二つの方式が別々の武器ではなく、同じ照準操作の押し込み量で分かれる点は、発売後に操作感を確かめる際の具体的な観察点になる。
矢にも連射、爆発、複数標的への攻撃など異なる使い方が示された。さらに「鱗」と呼ぶ装備は弓の外見だけでなく固有の能力を変え、解除可能なスキルも用意されるという。防具の能力、剣の「刃」、魔力を扱う「触媒」もカスタマイズ要素として列挙されている。もっとも、鱗やスキルの全種類、入手時期、難易度ごとの有効性は今回の説明だけでは分からない。映像と広報文から、完成版の強弱バランスを断定することはできない。
日本向けの公式ゲームページは本作を2027年2月16日発売予定のPS5向け作品と記し、フェイが死後に神々の世界で目覚め、家族を守るために進むという物語の前提を紹介している。弓の説明に登場する「常世の國」はこの舞台を指す。シリーズの過去作を遊んでいなくても単体で楽しめるとする公式FAQもある。したがって今回の戦闘発表は、過去作の操作をそのまま引き継ぐという証拠ではなく、新しい主人公の操作を理解するための資料として読むのが適切だ。
日本語のPlayStation.Blog記事には英語版からの翻訳である旨が明記されている。本稿はその日本語版と国内向けゲームページをそれぞれ確認し、操作の発表内容と未確認事項を日本の読者向けに組み直した独立記事である。公開されたのは開発元の説明と映像であり、編集部による試遊結果ではない。発売までに操作仕様や表現が変わる可能性もあるため、実際の入力感度、性能、対応設定については発売後の製品情報と実機検証を待つ必要がある。
프리즘코리아 편집국 > 桐谷直人



